自民党総裁選2018:対立軸は、「嘘をつき通す」vs「真実を語る」。人柄から政治姿勢まで、すべてこれで説明できる。
暑過ぎる毎日が続き、また変な進路の台風がやって来て、地球はどうかしてしまったのかと思う夏。
政治のありように思うことはたくさんあれど、何かを語る気力も湧かず、こちらのブログの更新が止まっておりました。
9月の自民党総裁選に向けて、いろいろな動きが出てきましたが、岸田政調会長は出馬を見送り。
宏池会は伝統的に「お公家集団」と呼ばれる上品なというか、権力闘争にガツガツしない派閥なので、出馬見送りにはあまり驚きはないものの、
「締め付け」という表現を超えた、現総裁による敵対勢力に対するあからさまな圧力のかけ方、なりふり構わない地方票の取りに行き方には、びっくりします。
石破さんは、劣勢が伝えられていますが、台風が東から西に向かってカーブするご時世なのですから、政界の風向きも、異次元の…というと現政権の経済政策ふうになるので、常識や前例を超越した方向に吹くかもしれない。
勝ち馬に乗っておけば安心とか、自分が何か得するから応援するとか、そういう世俗的な欲を超えて、
嘘のない、いつも誠実で真っ直ぐに国民に向けて語る石破茂という政治家を、どれくらいの人が支持をするのか、特に国会議員の名前は覚えておきたいし、
「嘘を続ける」か、「真実を語る」か、どちらを選ぶのかという、人間性から政策まですべてこれで説明できる、非常にはっきりと分かりやすい対立軸だと思います。
自民党職員として約15年、政治家を間近に見てきましたが、石破さんはずっと変わらない。
「勇気と真心をもって、真実を語る」という、渡辺美智雄先生のことばは、私は石破先生に教わりました。
私がいたのは2000年からなので、渡辺美智雄先生に直接お会いすることはなかったけど、石破先生の中に生きておられて、「人は死んでも生きる」とはこういうことかと思った。
それは、石破先生が大切にしている渡辺先生の教えの通り、いつも誠心誠意、分かりやすく説明をされることに全力を尽くしておられ、嘘のない真摯で真っ直ぐな石破先生のことばのうちに、私は真実を感じることができたから。
アカウンタビリティの鬼でもあり、だけどハートは温かで、「有権者は賢いから、きちんと説明すれば、必ず分かってくれる」と石破先生がおっしゃるたび、広報の仕事をしていながら、「どうせ何を言っても分かってもらえないのでは」とすぐ諦めそうになる自分が恥ずかしくなりましたし、またくじけそうな心が励まされたことは数えきれません。
石破先生への初取材→【復刻版】石破茂防衛庁長官インタビュー(2003年夏)
こちらの記事でも書きましたが、
あれから15年経つけど、石破先生のおっしゃっていることも、ロジカルな政策も、国民への誠実で真摯な姿勢も、優しい笑顔もずっと変わらない。
実際に接してきた中で培われた、石破先生に対する私の信頼も変わらない。
いつも言っていることが一貫しているし、どんなに素朴な疑問でも、「私はこう思う」ということも、先生には安心して言えるのです。
どんな疑問や義憤も、笑わずに、頭ごなしに否定したりせずに受け止めてくれて、いつも「それはね」と穏やかに分かりやすく説明して(あるいは諭して)くださるから。
いまも私の義憤、そして石破先生への尊敬も変わりません。
「嘘をつかない」「誠実」というのは、いつの時代でも美点ですが、現下の政治状況においては、特に光り輝くのではないかと思います。
石破先生のように、いつも誠実で真っ直ぐに語る政治家もいるんだよということを、私は声を大にして言いたいですし、
また石破先生が語る真実を、真摯に受け止めて「では、変えるためにどうすればいいか」を論理的に考えて具体的な行動に移せる有権者でありたいと思う。
たとえ小さなことであっても、世界全体は変えられなくても、大河の一滴がいつか大きな流れになると信じて。
「真実を語る」石破先生の熱くてロジカルなことばが、多くの人の心に届きますように。